これから豊胸手術を受けようと思っている方の中には
「豊胸手術後に飛行機に乗ると気圧がかかってシリコンバッグが破裂する」
「搭乗検査の際に引っかかってしまう」
という噂を耳にして不安になっている方もおられるかもしれません。
遠方から手術を受けに来られる方や日頃から飛行機に乗る機会が多い方にとっては特に真偽が気になるところと思います。
そこで本記事では「豊胸手術後に飛行機に乗ると危険なの?」という疑問にお答えしていきます。
目次
豊胸手術を受けた当日に飛行機に乗っても大丈夫?
カウンセリングの際などに「豊胸手術後に飛行機に乗っても大丈夫ですか?」という質問をいただくことがあります。
結論から述べると、豊胸手術を受けた後に飛行機に乗ることは可能です。
シリコンバッグ豊胸手術・脂肪注入豊胸手術など、いずれの手術でも、手術当日に飛行機に乗って帰宅される方もいらっしゃいます。
もちろん、静脈麻酔、全身麻酔等による手術を受けた後は安静にお過ごし頂くのが無難です。飛行機搭乗による気圧変化などが体調に全く影響を与えないと言い切ることはできません。また、手術によっては数日後に検診や抜糸などで再度ご来院いただく必要があります。
アマソラクリニックでは安全のために、遠方からお越しの患者様には手術当日は近くのホテルなどにお泊りになり身体をしっかりと休めていただくことを推奨しています。
なお、手術から2〜3日ほど経てば身体の状態も安定してきますので、飛行機に乗って帰宅していただいて問題ないことがほとんどです。
極小のマイクロチップを入れた場合は搭乗検査に引っかかる?
最近のシリコンバッグ豊胸手術では、シリコンバッグの品質管理・入れ替えや抜去の最適な対応を目的として、製造番号が記載されたマイクロチップが埋め込まれている製品があります。
そのため「搭乗検査で引っかかるのでは?」と心配される方もいらっしゃるのですが、シリコンバッグに利用されているマイクロチップは医療用に作られており、手荷物検査や金属検査で引っかかることはありません。
また、当たり前のように生体への影響もありませんのでご安心ください。
飛行機の気圧変化でシリコンバッグは破裂しない
ここからは「豊胸手術後に飛行機に乗ると危険」という都市伝説が流れた原因と、シリコンバッグが飛行機の気圧の変化で破裂しない根拠について見ていきましょう。
通常豊胸手術で使用されているバッグの中身は、「液状シリコン」で作られています。
お菓子の袋が気圧が低くなると膨張するのは中に空気が入っているためです。シリコンバッグの中には空気は含まれておらず、液状シリコンへの気圧の変化は極めて限定的です。
また、飛行機の室内は気圧が調整されており、概ね標高2000メートル程度の山と同程度と言われています。豊胸して富士山に登ったら胸が膨らんだり、破裂するかも、とはイメージし辛いですよね。
飛行機に搭乗した際に身体に入れたシリコンバッグが膨張したり破裂したりすることもありません。
シリコンバッグの耐久性
現在一般に使用されているシリコンバッグは、耐久テストも十分になされており、大きな衝撃に耐えられるようになっています。
シリコンバッグはシリコンの袋の中に液状のシリコンが入っている構造になっていますが、この液状シリコンも進化しており、袋が破損しても、簡単には外に流出しないように加工されています。
破損の危険性があるシリコンバッグも存在した
皆様の心配になっている原因の一つが、10数年前に飛行機で移動していたロシア人女性のシリコンバッグが破裂し、着陸直前に意識を失ったというニュースです。
一つの説として、「破裂の原因は飛行機の気圧によるもの」という見解もあるようです。
実際に破裂が確認されたPIP社のシリコンバッグには、医療用に適さないシリコン材料が使用されていたことがフランス医薬品庁(AFSAPPS)によって明らかになり、平成22年3月に製造の停止と回収が実施されています。
このように、「豊胸手術後に飛行機に乗ると危険」という都市伝説が広まるきっかけとなった粗悪なシリコンバッグは存在します。
シリコンバッグ豊胸手術を受ける際には信頼できる医師の元で安全性の高いシリコンバッグを挿入することが大切です。
▶フランス製の豊胸用シリコンバッグ製品に関する情報提供(厚生労働省)
アマソラクリニックのシリコンバッグの種類
アマソラクリニックでは、安全性に配慮した4つのシリコンバッグをご用意し、患者様の体型やご要望に最適な施術をご提案しています。
エルゴのミクス2の料金もお願いいたします。
シリコンバッグの種類 | 価格 | 特徴 |
---|---|---|
モティバエルゴノミクス | +150,000円 (税込165,000円) |
・アマソラクリニックの9割の豊胸手術で使用 ・弾力がある |
モティバエルゴノミクス2 | +200,000円 (税込220,000円) |
・さらに自然な仕上がり ・耐久性/柔軟性/安全性/弾力性がレベルアップ ・弾力がある |
ベラジェル(韓国製) | +200,000円 (税込220,000円) |
・モティバよりも柔らかい |
セビン社(フランス製) インテグリティ マイクロテクスチャード |
+180,000円 (税込198,000円) |
・柔らかさはモティバとベラジェルの中間 |
ポリテック社(ドイツ製) MESMO マイクロテクスチャード |
+180,000円 (税込198,000円) |
・柔らかさはモティバとベラジェルの中間 |
4つのシリコンバッグの触り心地や安全性など、詳しい特徴は実際にシリコンバッグを用いて下記の動画でご紹介していますので、「シリコンバッグにどんな種類があるのか知りたい」という方はぜひ併せてご覧ください。
飛行機以外でシリコンバッグが破損・破裂することはある?
シリコンバッグが気圧によって破裂することはありませんが、強い衝撃や経年劣化によって破損してしまう可能性はゼロではありません。
先述の通り、現在使用されているシリコンバッグは破損しても液状シリコンが流出しにくくなっており、破損しても自覚症状は無いこともしばしばあります。
可能であれば、定期的な乳がん検診と合わせて、シリコンバッグの破損チェックを受けるのがお勧めです。
バッグが破損している場合には、抜去もしくは入れ替えが推奨されます。
シリコンバッグを抜去すると、膨らんでいたバスト部分の皮膚が余りバスト全体が垂れてしまうことがあり、抜去手術と同時に新しいシリコンバッグに入れ替えたり、脂肪注入豊胸手術などに置き換えたりして美しいバストをキープされる方も多いです。
マンモグラフィー検査
マンモグラフィーによる乳がん検査も心配かと思います。
マンモグラフィー検査は、乳房を検査台の上にのせて2枚の板で挟み押しつぶすようにして行いますが、万が一破損が起きる事を懸念して、豊胸後のマンモグラフィー検査を受け入れてくれない施設が多いようです。
乳がん検診は非常に重要ですので、ご自身が豊胸を受けている事をお伝えされた上で、エコーやMRIなどの方法で必ず検診を受けるようになさってください。
▶豊胸手術後にレントゲン検査をしても大丈夫?検査結果に及ぼす影響は?
豊胸手術後に飛行機に乗っても大丈夫。心配な場合は宿泊を|まとめ
本記事では「豊胸手術後に飛行機に乗ると危険なの?」という疑問にお答えしました。
シリコンバッグの内容物には空気が含まれておらず、気圧の変化によってシリコンバッグが膨張したり破裂したりすることはありません。
豊胸手術後の不安を少しでも解消するためにも、豊胸手術を受ける際には手術内容や使用するシリコンの特徴を医師に確認しておくことが大切です。
手術後のトラブルが心配な方は、念の為手術当日は近くのホテルに宿泊して身体をしっかりと休めてください。
アマソラクリニックでは、豊胸手術に特化した医師がカウンセリングから施術まで全て一貫して担当し、あなたに似合うバストをご提案いたします。
WEB・お電話・LINEからお問い合わせ・ご予約ができますので、豊胸手術に対する不安をお持ちの方はぜひ1度カウンセリングにお越しください。