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豊胸手術後のバストは何年持つ?将来バッグの除去・入れ替えは必要?

2022年04月28日

豊胸手術後のバストは何年持つ?将来バッグの除去・入れ替えは必要?

「豊胸手術をしたバストは何年持つのだろう?」
「将来どうなってしまうのだろう?」

と疑問に思ったことはありませんか。

豊胸手術をしているしていないに関わらず、女性にとってエイジングによるバストの変化は避けられないものです。

今回は豊胸手術のその後に焦点を当てながら、それぞれの豊胸手術が「何年持つのか」についてご紹介していきます。

記事の後半ではトラブルを予防するための術後の過ごし方についても解説しています。豊胸手術を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。

各豊胸手術後のバストは何年持つ?

バストの大きい女性

女性のバストは主に「脂肪組織」と「乳腺組織」そしてこれらを支える「クーパー靭帯」によって構成されています。

年齢を重ねるごとにバストが垂れたり萎んだりするのは、加齢や日常生活の刺激によって「乳腺組織」が萎縮し「クーパー靭帯」がバストを支えきれなくなるためです。

豊胸手術によってバストのボリュームを取り戻すことはできますが、やはり気になるのは豊胸手術後の持続期間ではないでしょうか?

ここでは豊胸手術後のバストが「何年持つのか」について、各手術ごとの特徴を踏まえながら解説していきます。

ヒアルロン酸注入の場合は何年持つ?

ヒアルロン酸注入で行う豊胸手術は粒子が大きく体内に吸収されにくいヒアルロン酸を注射器でバストに直接注入するバストにメスを入れない豊胸手術です。

注入したヒアルロン酸は数年間でゆっくりと体内に吸収されるため、豊胸手術の効果はあくまでも一時的なものとなります。

肝心の「何年持つか」という疑問に関しては個人差があり、早いと数か月、長く見積もっても2〜3年ほどです。

製品による個体差はありますが、一般的には手触りの良い柔らかいヒアルロン酸を使用するほど体内に吸収される速度も速くなると考えられています。

シリコンバッグの場合は何年持つ?

シリコンバッグ挿入で行う豊胸手術はワキや乳房下溝などの皮膚からシリコン性のバッグをバストに挿入し、理想のバストにサイズアップできる人気の豊胸手術です。

シリコンバッグ本体に関しては、破損や被膜拘縮などのトラブルがない限り取り替える必要はありません

そのため「何年持つ」という明確な基準はなく、1回の施術で長く理想の形や大きさをキープできるのがメリットと言えます。

なお、年齢によって体型が変わり過去に入れたバッグのサイズが似合わなくなってしまった方の中には、古くなったバッグを取り除きその後脂肪注入に切り替える方もいらっしゃいます。

脂肪注入の場合の場合は何年持つ?

ご自身の身体から吸引した脂肪の一部をバストに生着させる脂肪注入は、自然な手触りと見た目から人気を集める豊胸手術です。

注入して一度生着した脂肪は、身体の一部となるためヒアルロン酸注入のように体内に吸収されたり、シリコンバッグのようにバッグを取り替えたりする必要はありません

脂肪を吸引した身体の一部が痩せた代わりに、脂肪を生着させたバスト部分だけが太ったようなイメージです。

シリコンバッグと同様「何年持つか」という概念はなく、1度の施術で半永久的なバストアップ効果を得られます。

ハイブリット豊胸の場合は何年持つ?

ハイブリット豊胸はシリコンバッグを挿入した後、バッグの縁など形が浮き出てしまう部分に脂肪を注入することで、自然な手触りとバストアップの両方を実現できる人気の豊胸手術です。

シリコンバッグと脂肪注入を組み合わせているため「何年持つ」といった概念はなく、シリコンバッグのトラブルがない限り半永久的にバランスの取れた美しいバストを維持できます。

シリコンバッグの除去・入れ替えをした方がいいケースは?

シリコンバッグ

先ほど「トラブルがなければ、シリコンバッグは入れたままでも良い」とお伝えしましたが、反対にバッグを取り除いたり入れ替えたりした方が良い場合もあります。

シリコンバッグ豊胸後に以下のような違和感を感じる場合は、1度信頼できるクリニックに相談しバッグ除去を検討してみてください。

バストが不自然に硬くなっている場合

シリコンバッグを挿入するとバッグを包むように薄い皮膜が作られるのですが、この皮膜が縮んで硬くなることを「被膜拘縮」と言います。

バストの形が不自然になったり不自然なシワが寄ってしまったりとさまざまなトラブルを誘発してしまうため、「被膜拘縮」が起こっている場合は縮んだ被膜を切除しバッグ除去を行う必要があります。

再度豊胸手術を希望される方には「新しいシリコンバッグに入れ替える」または「脂肪注入に切り替える」のいずれかの方法を推奨しています。

また、挿入するシリコンバッグの種類によっても異なりますが、被膜の拘縮を予防するためにシリコンバッグ豊胸やハイブリット豊胸を行った方は、1か月~3か月の間は毎日バストマッサージを行うようにしましょう。

バストの左右差が明らかに生じている場合

バストの大きさが左右で明らかに異なる場合は、シリコンバッグの破損や被膜拘縮が考えられます。

10数年前のシリコンバッグ豊胸では破損しやすいジェル状のバッグが使われているケースがあり、時としてこうしたマイナートラブルを引き起こしてしまうためです。

なお、この10数年間でシリコンバッグの質は大幅に改善されており、バッグの破損が起こる可能性がかなり低くなりました。

10年以上前にシリコンバッグ豊胸を受けた方の中で「胸の大きさが明らかに左右差で違う」とお悩みの方は、アマソラクリニックの無料カウンセリングにてご相談ください。

バストが腫れてきた場合

バストが腫れてきた場合、多くは感染・乳腺炎などでバストが腫れることが原因なことがほとんどですが、稀にBIA-ACLCという病気で腫れている場合もあります。

BIA-ACLCは悪性リンパ腫の一種で、テキスチャードタイプといわれる、表面がざらざらしたタイプのシリコンバッグを挿入して手術を行った方の中で発症が報告されています。テクスチャードタイプでの手術を受けた方の1/3,000人~1/15,000人程度の割合ではありますが、日本でもBIA-ACLCの発症が確認されています。

当院で使用しているMotivaなどに代表されるスムーズタイプのインプラントでは今のところ発症報告はありません

はじめの症状はインプラントの周りに液が貯まってくるためバストが腫れて気がつく方もいらっしゃいます。しかし、早期発見・早期治療が大事になるため、シリコンバッグ手術を行った後に定期的な検査を受けることも重要になってきます。

豊胸手術後のバストは何年持つ?年に1度はエコー検診を|まとめ

今回は、豊胸手術後のその後に焦点を当てながらそれぞれの豊胸手術が「何年持つか」についてご紹介しました。

シリコンバッグ豊胸やハイブリット豊胸は1度の施術で半永久的なバストアップが叶うものの、年に1度はエコー検診を受け、状況によってはバッグの除去や入れ替え手術を行うことも大切です。

シリコンバッグの除去や入れ替えは一般的な豊胸手術よりもハイレベルな技術を要するため、できる限り乳房の専門的な技術を持つクリニックで施術されることを推奨します。

アマソラクリニックでは、豊胸手術に特化した医師がカウンセリングから施術まで全て一貫して担当しています。豊胸手術後の検診やシリコンバッグの除去・入れ替えも安心してご相談ください。

日本形成外科学会認定専門医 医師 佐々木 翔一

【監修者】

日本形成外科学会認定専門医

佐々木 翔一

学生時代にミネソタ大学留学にて形成外科に魅せられ、形成外科医になることを決意。

初期研修医終了後、獨協医科大学病院形成外科 形成外科に入局。
大学病院、関連病院に勤務し、先天奇形から眼周りの悩み、顔部外傷およびその再建など幅広い形成外科手術を手がけ、患者のQOL向上のために積極的に美容外科的要素を診療にとりいれていた。大学病院を退職後、老舗美容外科に勤務。塩崎医師の紹介で細井医師と出会う。学生・研修医時代にUnited States Medical Licensing Examination Step1から3まですべてに合格し、Educational Commission for Foreign Medical Graduatesを取得済。

英語での診察も可能です。