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コラム

ボトックスに上手い・下手はある?誰が施術しても変わらない?

2024年03月09日

ボトックスは短時間の施術でシワを改善・予防する効果があり、多くの方が取り入れている美容整形です。

注入系の施術は誰がやっても同じだとSNSで言われていることがありますが、「実際のところはどうなの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、ボトックス施術の上手い・下手について現役美容外科医が徹底解説します。

ボトックスとは?

唇にボトックスを行う女性

ボトックスとはボツリヌス菌が作るタンパク質が筋肉の力を緩め、表情シワを改善・予防する効果がある施術になります。

メスを使うことなく注射器だけを使った注入系の施術になるので、15分程度の短い施術時間が人気です。

施術した当日からメイクすることもでき、ボトックスの効果は約6ヶ月ほど続きます。

ボトックスは誰が施術しても同じ?

ボトックスの注射

ボトックスは注入系の施術であるため切開手術と比べると施術に差が出にくいですが、入職して1〜2年以内の先生などは技術不足であるケースが多いです。

ある程度の経験がある先生であれば、当たり外れのような大きな差はないと言えるでしょう。

ボトックスは注入すればちゃんと効果が出るものであり、よほど高度なテクニックが必要になるケースは少なく、施術のやり方がある程度マニュアル化されています。

基本をしっかりと押さえていれば大失敗が起こらない施術ではありますが、合併症が起こるリスクは0ではありません

アマソラクリニックではボトックスをする前に、多少でも起こる可能性があるリスクの話は必ずお伝えしています。

認定医を掲げているクリニックでも注意が必要

講習を受けて「認定医」を掲げているクリニックがありますが、間違ったボトックスを打ち続けている場合があるので注意が必要です。

ボトックスの施術をする先生は、最初にアラガンの講習を受けるのが一般的です。

しかし、最近はアラガンの講習内容と世界のコンセンサスを比べると、ボトックスの打ち方が変化してきています。

例えばアラガンではエラボトックスは4箇所〜5箇所打つという方法で伝えられていましたが、最近では1箇所〜3箇所だけ打つ方法や筋肉の付き方で打ち方を変える必要があることが世界の基準です。

また、おでこは人によって打ち方が全然違う部位になります。

アラガンでは皮下注射を教わりますが、最近では皮内注射が世界のゴールド・スタンダードになっていると言えるでしょう。

ある程度症例数のある美容外科医で2〜3年働いていると「ボトックスを皮内に打った方が良い」「じんわりと浸透させた方が出来が良い」など、施術していて気付くことが多いです。

しかし認定医を掲げるためにボトックスを勉強したクリニックなどは、アラガンの動画通りに旧式の施術を今でも続けています。

ボトックスの効果や施術方法など、最新の情報にアップデートしていない認定医が実際にいるので気を付けてくださいね。

眉間のボトックスで眼瞼下垂が起こる?

垂れた瞼

昔はボトックス注射の針を、一回骨に当てて戻してから打つという方法が一般的でした。

そのため骨の近くまで針の通り道ができることとなり、神経の近くまでボトックスが浸透して眼瞼下垂がかなりの頻度で発生していたようです。

近年ではボトックスの方法もアップデートされているため、昔に比べて眼瞼下垂が発生するリスクは低減されていると言えるでしょう。

また、今までアラガンで言われていた眉間ボトックスが目に効いてしまう事象と、実際にボトックスで引き起こされる眼瞼下垂は違う機序が考えられます。

今までのアラガンでは、目の上に打った眉間のボトックスが挙筋の方に直接流れてしまうことが言われていました。

しかし最近の論文では、人体の個人差によって眼瞼下垂が起こるリスクに違いがあると言われています。

眼窩上神経という神経の走行が、骨の縁に引っかかって通っている方と骨に穴が空いて通っている方で2パターンあります。

穴が空いているパターンの方は眼窩上神経が筋肉に向かってダイレクトに伸びているため、ボトックスが神経に沿って伸びると距離が短いのですぐに効いてしまうことがあります。

つまり穴が空いているパターンの方のほうが、眼瞼下垂を起こすリスクが高いということです。

ボトックスの失敗事例

目を吊り上げる女性

韓国の事例になりますが、自分の弟子にボトックスの施術方法を教えて、一人だけ頻繁に眉間のボトックスで眼瞼下垂を起こす先生がいました。

打ち方は真似していてもボトックスの基本を理解していないため、本人の手癖で顔の左側で必ず眼瞼下垂を起こしていたようです。

これは「どの角度でどのように打つと深く入るか」という点をフィードバックしたことで、改善されました。

実際日本でも先生の手癖が施術に影響を及ぼすケースは発生しており、手癖を指摘できる先生はかなりレベルが高い人材です。

アマソラクリニックでは先生同士が互いに指摘し合いながら技術を高め合っているため、お客様の満足度が非常に高い点に自信を持っています。

アマソラクリニックでは佐々木先生が評判

佐々木翔一先生

お客様やスタッフの間でも、「佐々木先生のボトックスが良い」と非常に評判です。

佐々木先生は日頃からボトックスについて非常に深く勉強されており、他の先生と比べても時間をかけて細かく施術する点で評価が高まっていると言えます。

佐々木先生のボトックスでは、お客様ごとに計測を取り入れて最善の方法を常に試行錯誤しています。

・おでこのCラインがどこにあるか
・シワがどこまで伸びているか
・眉間のシワの形はどうなっているか
・どういうアプローチでボトックスを打つのが最も効果的か

「できるだけ良い治療を提供したい」という思いから、時間がかかってもお客様の満足度に寄り添える施術を提供しています。

全員に同じ打ち方で施術した際の満足度と、佐々木先生がお客様ごとに変えて施術した際の満足度に変化があったのかは分かりません。

しかし「佐々木先生のボトックスが良い」というお声が、実際に施術したお客様から多く上がっているのは事実です。

ボトックスの効果は約6ヶ月なので、次のボトックスはぜひ佐々木先生にお願いしてみてはいかがでしょうか。

ボトックスは誰が施術しても同じ?まとめ

ボトックスは施術マニュアルがしっかりしているので、基本的には大失敗になりにくい美容整形と言えます。

しかし、より安全で効果のある施術法にアップデートされていないクリニックが存在するのも事実です。

アマソラクリニックでは世界基準の最新情報をいち早く取り入れ、お客様の満足度に寄り添ったボトックス治療を提供しています。

ご相談は無料ですので、ぜひ一度気軽にお問い合わせ下さい。

日本形成外科学会認定専門医 医師 佐々木 翔一

【監修者】

日本形成外科学会認定専門医

佐々木 翔一

学生時代にミネソタ大学留学にて形成外科に魅せられ、形成外科医になることを決意。

初期研修医終了後、獨協医科大学病院形成外科 形成外科に入局。
大学病院、関連病院に勤務し、先天奇形から眼周りの悩み、顔部外傷およびその再建など幅広い形成外科手術を手がけ、患者のQOL向上のために積極的に美容外科的要素を診療にとりいれていた。大学病院を退職後、老舗美容外科に勤務。塩崎医師の紹介で細井医師と出会う。学生・研修医時代にUnited States Medical Licensing Examination Step1から3まですべてに合格し、Educational Commission for Foreign Medical Graduatesを取得済。

英語での診察も可能です。