ドラゴン細井featアマソラクリニックチャンネルもチャンネル登録者数12,000人(2020年11月時点)を超え、かなり多くの方に見ていただいているのですが、基本的には手術の解説や合併症に関しての動画が多くを締めていると思います。
しかし、InstagramやTwitterでドラゴン細井やクリニックをフォローしてくださっている皆さんは「美容もやったことないよ」という方や、注入系や埋没・肌治療などのベースとなる基本的な治療についてもっと知りたいという方が結構多くいらっしゃいます。
実際にそのような質問をいただくことも多いので、今回はまとめてお答えしたいと思います。
今回はまずヒアルロン酸についての解説です。
目次
ヒアルロン酸ってなに?
まずヒアルロン酸ってなに?と思う方がいらっしゃると思うのですが、ヒアルロン酸とはお肌の中にある成分のことを指します。
ヒアルロン酸は、人間の皮膚・眼球・関節などに存在している保湿・保水成分です。
身体の細胞の周りで水分を与えて身体をみずみずしく保っている物質の一種。
1gのヒアルロン酸で6リットルもの水分を保持できると言われています。
「肌の中の一部の成分をヒアルロン酸として抽出したものを肌の中に注入しますよ」という治療で、注入できる代表的な箇所としては以下の箇所があげられます。
箇所 | 効果 |
---|---|
おでこ・こめかみ | 丸みを出すことで女性らしい輪郭にすることができる |
鼻筋 | 鼻筋を高くすることができる |
頬 | リフトアップや顔面の立体感を作ることができる |
頬コケ | こけている箇所に挿入することで若返り効果が期待できる |
ほうれい線 | ほうれい線を薄くすることができる |
顎 | シャープで綺麗な顎を作ることができる |
首や眉間などのシワ | 年齢を感じやすいシワを薄くすることができる |
胸 | バストアップができる |
涙袋 | ぷっくりした愛らしい涙袋を作ることができる |
唇 | ぷっくりした立体的な唇を作ることができる |
ヒアルロン酸は上記の通り、色々な箇所に注入することのできる成分です。
ヒアルロン酸の悩みポイント|どこに、どの種類を使えばいい?
ヒアルロン酸を注入したいと思っている方が悩むポイントとしては、「どこに、どの種類を使えばいいの?」という点です。
カウンセリングに行ってドクターに質問するのもいいと思うのですが、事前にある程度知っておかないとドクターに言われるがままに無駄に高いヒアルロン酸を打ってしまうことにもなりかねません。
とは言えども、ヒアルロン酸は非常に種類が多いので、アマソラクリニックではドラゴン細井が必要だと思っているものだけを入れています。
ここでは、アマソラクリニックで扱っているヒアルロン酸を紹介していきます。
アマソラクリニックのヒアルロン酸|ニューラミスシリーズ
まず、ニューラミスシリーズです。
ニューラミスシリーズは韓国メディトック社で製造しているヒアルロン酸で、KFDA(韓国食品薬品安全庁)の認可を得ているものになります。
②ニューラミス
③ニューラミス ボリューム
④ニューラミス ディープ
ニューラミスの中でも上記4種類の種類があります。日本の厚生労働省にて認証を受けたアラガン社製造のヒアルロン酸「ジュビダームスシリーズ」に比べるとニューラミスシリーズは仕入れ値が安いため、低価格で患者さんに打つことができるという点が特徴の1つです。
患者さんによって予算も大きく異なるので、アマソラクリニックでは、安く打てるヒアルロン酸としてニューラミスシリーズを提供しています。
アマソラクリニックのヒアルロン酸|ジュビダーム ビスタ
先ほど紹介したジュビダームスシリーズからは、ジュビダーム ビスタを入れています。
②ジュビダームビスタ ボリフト
③ジュビダームビスタ ボリューマ
ジュビダームビスタシリーズには上記3つの硬さ(2024年1月時点では5種類)があり、数字が上がるにつれて硬さも増します。
シリコンバッグやボトックス等も製造しているアラガン社のジュビダーム ビスタは少し高いのですが、とてもきめ細やかで持ちがよく、会社としての安全性等から安心感のあるヒアルロン酸となっています。
アマソラクリニックのヒアルロン酸|クレヴィエル
ニューラミスシリーズとジュビダーム ビスタに加えて、クレヴィエルも用意があります。
クレヴィエルはモーレパシフィック社の皮膚科武門のAESTURA社製で、従来は濃度20∼25㎎/mlなのですが、2∼2.5倍の50㎎/mlと高濃度・高密度なヒアルロン酸となっているため、形がキープしやすいという点がメリットです。
高濃度・高密度で形がキープしやすいので、骨膜状にうって高さを出すのにとても有用なヒアルロン酸になっています。鼻や顎に特化したヒアルロン酸です。
結局どっちを打てばいい?|ニューラミス or ジュビダーム
ヒアルロン酸の種類はわかったものの、ニューラミスとジュビダームではどちらを打てばいいのかいまいちピンとこないのではないでしょうか。
ここからはニューラミスとジュビダームだったらどちらを打つのがおすすめかについて、それぞれ説明していきます。
初心者の方や安く済ませたい方はニューラミスシリーズ
ヒアルロン酸注入が初めてで涙袋に入れてみたいという方や、何とか安く済ませたいという方はニューラミスで問題ないと思います。
ニューラミスとジュビダームでは元々の仕入れ値が違うので材料にかかっているコストも大きく異なります。
ジュビダームビスタのシリーズの方が持ちがよかったり、同じ量を打ってもジュビダームビスタの方が膨らみ方が綺麗ということもあります。例えばニューラミスシリーズで額を丸くするためのヒアルロン酸注入をすると4本必要なのですが、ジュビダームビスタの場合は3本で済むこともあるほどです。
本数はニューラミス4本・ジュビダームビスタ3本とジュビダームビスタの方が本数が少ないのですが、1本当たりの値段が異なるので、それでもジュビダームビスタの方が高くなってしまいます。
どうせ打つならいいものを打ちたい・長く持たせたいという方はジュビダームビスタ
どうせヒアルロン酸を打つのであればいいものを打ちたいという方や、長く持たせたいという方はジュビダームビスタがおすすめです。
ジュビダームビスタは本当に持ちがよく、体内に入っても滑らかなため違和感があまりないので、質の良いヒアルロン酸という感じがします。
鼻と顎に打つのであればクレヴィエル
鼻と顎に打つ場合はクレヴィエルをおすすめしています。
特に鼻や顎はしっかりと高さを出してEラインを整えたり、鼻筋を高くする必要があるので、固さがしっかりしているのと持ちがとてもいいので、クレヴィエルを使うことをお勧めしています。
ニューラミスで鼻や顎は打てないの?
ニューラミスで鼻や顎は打てないのかという質問もいただくのですが、ニューラミスの1番固い種類を使えば問題なく打つことができます。
ニューラミスシリーズの最も硬いものとクレヴィエルどっちが硬いのかと聞かれると、やはりクレヴィエルの方が硬く軍配が上がってしまうので、本当に高くしたい・本当に長く持たせたいという場合はコストパフォーマンスのことを考えるとクレヴィエルがおすすめです。個人的に持ちや硬さ・整形においてはクレヴィエルの方が好きです。
ヒアルロン酸の硬さはどうやって選ぶ?
ヒアルロン酸の方はの選び方としては、高さを出したい部分には硬いものを使うと思っていただければ問題はないです。
顎や鼻・額・頬は硬めの物を使ってあげると綺麗にできます。
鼻や顎に関しては丸みというよりは尖らせたいので、このような場合は最硬なクレヴィエルが1番おすすめです。
しかし、額や頬は尖ってしまうと大変なので、高さも丸みも必要という場合は1番固いクレヴィエルではなく、2番目に固いジュビダームビスタ ボリューマであったり、ニューラミスでいうとボリュームやディープを使っていきます。
涙袋や唇などは薄い物の下に入れるケースになるため柔らかい物が適しており、ニューラミスであれば1番軽いライトや通常のニューラミス、ジュビダームビスタでいうとボルベラなどが最適です。
中間の固さの物はどこに入れるかと言いますと、滑らかに高さを出したい箇所の頬コケなどが適応になり、丸みを出したいのか・高さを出したいのか等の希望によって2番目に硬いものを使うのか、3番目に硬いものを使うのかを使い分けしていくイメージです。ここの使い分けについては施術するドクターなどによっても変わることがあります。
ヒアルロン酸の持ち
ヒアルロン酸の持ちですが、柔らかい物は水分量が多いので持ちが悪いです。
柔らかいヒアルロン酸は3か月位だと思っておいてください。
ニューラミスだと3か月で無くなってしまうけれども、ジュビダームビスタのボルベラだと半年位は持つなど、ブランドによっても持ちは異なります。
真ん中くらいの硬さは半年から1年ほど持つと思ってもらって問題ないです。
例えば、ニューラミスであればボリューム以上の物、ジュビダームビスタであればボリフト・ボリューマ、などがあげられます。
やはり人によって多少の差があり、良く動かす方は溶けやすいです。硬いヒアルロン酸に関しては1年以上持つ可能性があります。
顎にしわが寄ってしまう方はどうしても顎の筋肉が動いてしまうので、高さが出なかったり、思い通りの形に形成できない場合があるので、ボトックスを併用したりするケースもあるのです。
ヒアルロン酸のリスク
ヒアルロン酸を始めて打つ人からすると、そんなものを打って大丈夫なのかという不安があると思うので、ここからはヒアルロン酸のリスクについてお話していきます。
基本的に、ヒアルロン酸注入のリスクはほとんどないという認識で問題ないです。
1万例に何例などのレベルで目が失明したり、皮膚の色が悪くなってしまうということが起こりうるのですが、これは塞栓といってヒアルロン酸が血管内に注入されてしまうと起きてしまいます。
血管内にヒアルロン酸が入ってしまうと、目に行く動脈を詰まらせたり、皮膚に血液を供給する顔面動脈の枝を詰まらせたりしてしまうことが障害が起こりえるのですが、さまざまな手法を用いることによりそのリスクを下げることができます。アマソラクリニックでもさまざまな手法を用いてリスクをなるべく下げてはいますが、そういったことが全くないと言い切ることは難しいです。
ヒアルロン酸の基本知識|まとめ
今回はヒアルロン酸の基本知識について種類や硬さ・持ち・適応部位等を解説しました。
基本的に硬さと打つ箇所・持ち・予算をもとに決めていただければと思います。
また質問等ありましたら、お気軽にご質問ください。