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肉割れとは?豊胸手術後に肉割れが起きる原因と予防方法をご紹介

2024年05月25日

肉割れとは?豊胸手術後に肉割れが起きる原因と予防方法をご紹介

バストや太もも・お腹周り・お尻・二の腕などに白色や赤色の線ができているのを見かけたことはありませんか?

それは、身体の乾燥しやすい部分に現れる「肉割れ」かもしれません。

肉割れは急激な皮膚の膨張が原因と言われていますが、稀に豊胸手術を受けた後にも生じることがあります。

一度できてしまった肉割れを、改善することはできるのでしょうか?

また、バストの肉割れを事前に予防する方法はあるのでしょうか?

この記事では、豊胸手術後に肉割れが起こる原因や肉割れの予防方法をご紹介します。

そもそも肉割れとは?

ショックを受ける女性

肉割れとは急激な体型の変化に皮膚が耐えきれなくなり、ヒビのような白い線や赤い線が入る症状のことです。

「妊娠線」も肉割れの一種で、一般的には「肉割れ」や「ストレッチマーク」の名称で知られていますが、医学用語では「線状皮膚萎縮症」や「皮膚伸展線条」とも呼ばれています。

肉割れはバストや太もも・お腹周り・お尻・二の腕など身体のサイズが変わりやすい部分に現れるのが特徴で、個人差はあるものの「日本人女性の8割にある」と言われるほど身近な症状です。

肉割れ線の幅は数mmほど、長さは数cm〜十数cmほどで、人によっては痛みや痒みを伴うケースもあります。

バストに肉割れが起きる原因は?

女性のバスト

肉割れが起こる主な原因は、急激な体型の変化による皮膚の膨張です。

人間の皮膚は、私たちが普段触れている外側から順に表皮・真皮・皮下組織(脂肪など)によって構成されていて、その中でも表皮の内側にある真皮が肉割れに大きく関与しています。

真皮の中には「エラスチン」「コラーゲン」と呼ばれる線維状のタンパク質が含まれており、肌の弾力を保ち表皮を支える役割を担っています。

急激な体型の変化によって皮膚が伸びてしまうと、エラスチンのネットワークがその変化に耐えられなくなって断裂し肉割れを引き起こしてしまうのです。次第にコラーゲンの配列なども変化し、皮膚表面での肌質の変化なども出現してきます。

太もも・お腹周り・お尻・二の腕など身体のさまざまな場所に生じる肉割れですが、ここではバストに焦点を当てて肉割れが起きる原因について見ていきましょう。

一般的なバストの肉割れの原因|①妊娠出産によるバストの変化

妊娠による肉割れというと「妊娠線」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、妊娠中はホルモンの影響で乳腺が発達しお腹だけではなくバストも大きくなります。

妊娠2ヶ月頃から少しずつ乳腺が発達し、出産直前には妊娠前に比べて2カップ以上大きくなることもあります。

妊娠中の肌は敏感になっているため、こうしたバストの急激な変化により「肉割れ」が生じてしまうのです。

一般的なバストの肉割れの原因|②成長期のバストの変化

子どもの身体から大人の身体に成長する過程を性成熟といい、この時期にバストが膨らみます。

はじめに乳頭が膨らみ、続いて女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」の分泌によって乳腺が発達し、脂肪がつくことで丸みを帯びたバストになると言われています。

バストの大きさは女性ホルモンの分泌量や乳腺組織の発達によって異なりますが、思春期に急激にバストが成長した人の中には、その変化に皮膚が耐えきれず肉割れが生じてしまうというケースも少なくないようです。

一般的なバストの肉割れの原因|③急激な体重増加

急激な体重の増加によって肉割れが起こることもあります。

短期間で急激に太ってしまうと、体重が増加するスピードに皮膚の成長が追い付かなくなってしまい真皮組織の断裂が起きるためです。

普段の食生活を見直し、皮膚の弾力や伸縮性を高めるために、乳製品・たまご・肉・魚・大豆類をはじめとした良質なタンパク質を摂取することを心がけると良いでしょう。

豊胸手術後に肉割れが起きる原因

豊胸手術を受ける女性

ここまで、肉割れは急激な体型の変化による皮膚の膨張が原因であるとお伝えしましたが、豊胸手術でもやはり急激なバストアップによって肉割れが生じることがあります。

ヒアルロン酸豊胸・脂肪注入豊胸・シリコンバッグ豊胸などいずれの豊胸手術でも、バストを大きくする際には皮膚が引っ張られ、真皮の断裂が起こりやすくなるためです。

ただし、肉割れが起きるかどうかは患者さまの体質やバストアップの程度によっても異なります。

たとえば、授乳を終えバストの皮膚が元々伸びている方の場合、既に皮膚に余裕があるため新たに肉割れができる可能性は低くなるでしょう。

また、一度に大きなバストアップ効果を求めると豊胸手術前と後でギャップが大きくなるため肉割れが生じやすくなると考えられます。

豊胸手術によるバストの肉割れの予防法

保湿クリームを持つ女性

一度できてしまった肉割れは、残念ながらクリームなどでは元の状態に戻すことはできません

最近ではSNSなどで「このクリームで妊娠線が治る」「このクリームで肉割れが解消!」と謳った広告も多く掲載されていますが、いずれも科学的な根拠はないため注意しましょう。

改善する見込みがあるとすれば光治療・レーザー治療・ダーマペンなどですが、こちらも完全には元の状態に戻ることはありませんので予防が大切になります。

肉割れの予防法|①保湿で乾燥を防ぐ

肉割れの予防として行うと良いのが「保湿」です。

「保湿」で肉割れの予防が十分にできるという科学的根拠は残念ながらありませんが、「乾燥」が肌にとって良くないということは明白です。保湿クリームや化粧水などを使ってこまめに水分や油分を補いましょう。

肉割れの予防法|②欲張らないサイズで豊胸を始める

先ほど書いた通り、肉割れは急激に皮膚が伸展することによって生じます。つまり、一度に大きいバストを手にいようと欲張ると欲張った分だけ肉割れになるリスクは上がってしまいます。

手術が複数回に及んでしまうデメリットなどがありますが、例えば小さいバッグから徐々に大きいバッグに切り替えていくなどすると肉割れのリスクは減らすことができます。

豊胸手術後の肉割れの原因と予防方法|まとめ

豊胸手術をはじめ、妊娠や思春期による身体の成長・体重の増加など身体に急激な変化が肉割れの原因となります。

残念ながら肉割れを完全に治す方法は確立されていませんので肉割れを予防することが重要でになります。

「豊胸手術後に肉割れができないか不安」という方は、バストをどこまで大きくするべきか医師に相談してみると良いかもしれません。

アマソラクリニックでは、シンプルな料金体系でそれぞれの医師が最良と考える豊胸手術を患者さまに提供しております。

公式サイトよりWEB・お電話・LINEのお問い合わせ・ご予約ができますので、豊胸手術を検討されている方はぜひ1度カウンセリングにお越しください。

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日本形成外科学会認定専門医 医師 佐々木 翔一

【監修者】

日本形成外科学会認定専門医

佐々木 翔一

学生時代にミネソタ大学留学にて形成外科に魅せられ、形成外科医になることを決意。

初期研修医終了後、獨協医科大学病院形成外科 形成外科に入局。
大学病院、関連病院に勤務し、先天奇形から眼周りの悩み、顔部外傷およびその再建など幅広い形成外科手術を手がけ、患者のQOL向上のために積極的に美容外科的要素を診療にとりいれていた。大学病院を退職後、老舗美容外科に勤務。塩崎医師の紹介で細井医師と出会う。学生・研修医時代にUnited States Medical Licensing Examination Step1から3まですべてに合格し、Educational Commission for Foreign Medical Graduatesを取得済。

英語での診察も可能です。