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コラム

クマ取りたい!けどダウンタイムが。。。クマ取り手術のダウンタイムを解説

2022年10月29日

クマ取りのダウンタイムを解説

クマ取り手術は近年ポピュラーなものになっています。
整形手術の中でも数多く行われている手術の一つとなります。

クマ取りをしたい!と考えている方も多いと思いますが、気になるのはダウンタイム。
どの程度腫れてしまうのか、どのくらいの期間腫れるのか。。。
など皆様が最も気になるのがダウンタイムです。

今回はクマ取り手術ごとのダウンタイムについて解説します。
ただ、ダウンタイムに関しては個人差がありますので、あくまで参考となります。

下眼瞼脱脂術のダウンタイム

美容整形

クマ取りの施術で最もダウンタイムが短いと言われるのが、下眼瞼脱脂術です。

内出血や腫れは1週間前後であることが多いです。
個人差がありますので数日だけわずかに腫れてというダウンタイムが短い方もいますが、逆にしっかりと内出血や腫れが出てしまい2週間ほどかかる方もいらっしゃいます。

皮膚は切開せず眼瞼結膜と呼ばれる赤目の部分を切開するので、皮膚表面に傷ができません。内部の操作も脂肪を必要最低限切除するのみであり、手術範囲が狭いのもダウンタイムを短くしている要因です。

内出血や腫れが落ち着くのは1週間前後ですが、完全に腫れが引いて馴染んでくるのは2、3ヶ月を要します。

メイクに関しては、皮膚に傷がないので手術翌日から可能です。コンタクトレンズの装着は術後1週間ほどから可能となります。

下眼瞼脱脂術+脂肪注入のダウンタイム

美容整形の準備をする女性

脱脂術単独の次に多く行われているクマ取り手術はこの脱脂術と脂肪注入を併用した手術ではないでしょうか。

基本的に複数の施術を併用するほどダウンタイムは長くなりますので、下眼瞼脱脂のみよりも脂肪注入を併用するほうが内出血や腫れは強くでます

脂肪注入を併用する場合、内出血や腫れは2週間前後継続します。術後の脂肪の生着を考えて手術直後は少し多めに脂肪を入れることが多いです。その分腫れた状態は長くなり、ある程度注入した脂肪が吸収されて腫れが完全に落ち着くまでは、3ヶ月前後を要することも少なくありません。

メイクに関しては、脂肪注入を行なった部位では1ミリほどの注入口が空いているためしっかりと塞がる数日後から可能となります。

コンタクトレンズの装着は術後1週間ほどから可能となります。

この他に目周りとは別に、注入する脂肪は主に太ももの内側や腹部から採取するので採取部位にもダウンタイムが生じます。痩身目的の脂肪吸引とは異なり、脂肪注入分のみ少量採取するので、内出血や腫れ、痛みは少なく1週間ほどでほぼ落ち着きます。

・内出血や腫れが少し強めに出た方のダウンタイムです。

腫れはある程度落ち着いていますが、紫色〜黄色の内出血が残っています。術後1週間で すとこの程度内出血が出ている方も少なくありません。

脱脂+脂肪注入

リスク:感染、しこり、イメージ違いなど
料金:当院HP参照

眼窩脂肪移動術(ハムラ法)のダウンタイム

注射針と薬

ここ最近認知度が上がってきたクマ取り手術といえばハムラ法ではないでしょうか。これまではハムラ法はダウンタイムが長いからやめたほうが良い、という話を聞くことも多かったのですが実際はどうでしょうか。

ハムラ法には
①皮膚を切開せず、眼瞼結膜からアプローチする経結膜脂肪移動術(裏ハムラ法)
②皮膚を切開する経皮的脂肪移動術(表ハムラ法)

の2種類があります。

それぞれについてダウンタイムの説明をしていきます。

①経結膜脂肪移動術(裏ハムラ法)

皮膚は切開せず、脱脂術と同様に眼球結膜という赤目の部分からアプローチしていきます。脱脂術との違いは剥離範囲の広さです。眼窩だけではなく頬骨の前まで組織を剥がすので、内出血や腫れがより強く出てきます。

目立つほどの内出血や腫れは1週間前後で改善する場合が多いですが、しっかりと落ち着くまでには2週間ほどを要し、完全に馴染むまでには3ヶ月ほどかかります。

また、眼球結膜という白目の部分がむくむことがあり結膜浮腫と呼ばれます。結膜浮腫が生じた場合は改善までに2週間ほどかかります。

メイクは翌日から可能で、コンタクトレンズは1週間後から可能です。

・一般的なダウンタイムをご紹介します。
頬の部分に黄色の内出血が残っていますが、腫れに関してはほとんど目立たなくなっていると思います。もちろんこれ以上にはれや内出血が出てくる方もいらっしゃいます。

また、100人に1、2人程はひパンパンに腫れ、ひどい内出血が出て目が開かなくなる方もいらっしゃいます。

裏ハムラ法

リスク:感染、イメージ違い、血腫など
料金:当院HP参照

②経皮的脂肪移動術(表ハムラ法)

裏ハムラ法との違いは、皮膚、眼輪筋を切開することです。内部での処理はほとんど変わりませんが、この皮膚・眼輪筋を切開することによりダウンタイムはより長くなってしまいます。

皮膚を切開しますので、まつ毛のすぐ下に糸がついている状態が1週間ほど続きます。また、切開している分、内出血も少し強めに出てくることが多い印象です。

早い方ですと1週間ほどで目立たなくなりますが、内出血と腫れがある程度落ち着くのは2週間前後かかることが多いです。

皮膚のひきつれなどが生じた場合は1〜3ヶ月かけて徐々に改善していきます。
メイク、コンタクトレンズは抜糸後(1週間前後)から可能です。

・一般的なダウンタイムをご紹介します。
内出血や腫れはある程度引いていますが、傷はまだ少し赤みが残ります。

表ハムラ法

リスク:感染、イメージ違い、血腫など
料金:当院HP参照

内出血が強めに出た方のダウンタイムです。
紫色〜黄色の内出血がまだまだ残っており、そのほか眼球結膜(白眼の部分)の浮腫も残っている状態です。術後2週間もするとほぼ落ち着きます。

表ハムラ法

リスク:感染、イメージ違い、血腫など
料金:当院HP参照

まとめ/ダウンタイム中の過ごし方

今回はそれぞれのクマ取り手術のダウンタイムについて解説しました。
では、ダウンタイムはどのように過ごせば良いのでしょうか?

術後数日は
・座った状態、もしくは枕を高くして患部を心臓よりも高い位置に保つ
・飲酒、喫煙は控える
・患部を冷やす(冷やし過ぎには注意)
・激しい運動は控えて安静にする
・腫れるということを理解して、術後1、2週間はなるべく気にしない
 (脂肪注入の場合には1ヶ月)

などの対応策が挙げられます。

しっかりと腫れてしまう可能性もあるという認識がない場合、術後数日で強い不安に駆られてしまう方もいます。術後のダウンタイムで色々と考えすぎてしまうことはメンタルダウンタイムともいわれ、心配しすぎてしまう方はダウンタイムが長くなるという報告もあります。

手術を受けられる場合は、1、2週間は腫れる可能性があるということを十分認識して術後のダウンタイムをゆっくり過ごすことが大切です。

基本的にはどの施術も1週間〜2週間ほどで内出血や腫れは落ち着くことが多く、完成には2、3ヶ月を要します。ただ、ダウンタイムには個人差があるので一概には言い難いところです。

ほとんどダウンタイムがない方や内出血、腫れが強く出てしまう方など様々ですので、『腫れない、ダウンタイム無し』といった謳い文句には注意が必要です。

実際のカウンセリングでは実際の術後の方のお写真をお見せしながら、イメージを共有させていただき、じっくりとご相談いただけます。まずは無料カウンセリングからでもお気軽にご相談ください。

日本形成外科学会認定専門医 医師 赤嶺 周亮

【監修者】

日本形成外科学会認定専門医

赤嶺 周亮

昭和大学医学部卒業後、湘南鎌倉総合病院で初期臨床研修を修了。
昭和大学形成外科に入局し、大学附属病院、地方関連病院で先天異常、外傷、再建、美容と形成外科・美容外科全般を学ぶ。

乳房再建を学ぶ際に出向したがん研有明病院で細井医師と出会う。
その後、昭和大学江東豊洲病院で乳房再建や一般形成外科を担当しながら、くさのたろうクリニックで目、鼻、輪郭、脂肪吸引と美容外科全般を担当。

2021年8月よりアマソラクリニックに入職。