豊胸手術には、大きく分けて以下の4種類があります。
・脂肪注入
・シリコンバッグ挿入
・ハイブリッド豊胸
豊胸手術を受ける際は、それぞれの特徴やどのような人に向いているのかといった点を理解したうえで、自分に合った方法を選択することが大切です。
今回は、主流な4種類の豊胸手術の1つである「ハイブリッド豊胸」がどのような豊胸手術なのかという点や、ハイブリッド豊胸のメリット・デメリットなどについてご紹介していきます。
目次
豊胸手術「ハイブリッド豊胸」とは?
冒頭でご紹介したように豊胸手術にはさまざまな種類があるのですが、ヒアルロン酸注入・脂肪注入・シリコンバッグ挿入の3つの方法については、何となくどのような豊胸手術かイメージできる方も多いのではないでしょうか?
しかし、ハイブリッド豊胸は名称だけだとどのようなものかよく分からないと思います。
まずはどのような豊胸手術なのか解説していきます。
シリコンバッグ挿入と脂肪注入を合わせた豊胸手術
ハイブリッド豊胸とは、シリコンバッグ挿入と脂肪注入という異なる手法を組み合わせたハイブリッドタイプの豊胸手術のことです。
シリコンバッグ挿入と併せて脂肪注入も施すため、見た目と触り心地を自然に整えることができるだけでなく、痩せていて脂肪が少ない方でもバストアップできる点が特徴となっています。
他の豊胸手術のデメリットをカバーした方法
シリコンバッグ挿入だけを行う場合には、特に痩せている方ではバッグの縁部分などが浮き出て見た目に違和感が生じるケースがありますが、ハイブリッド豊胸ではそういった浮き出てしまう部分にも脂肪注入を施すため見た目を自然な形に仕上げることが可能です。
また、デコルテの脂肪が少なくボリュームが欲しい方は、デコルテに脂肪注入をすることで形を整えることも可能となります。
さらに脂肪注入に関しては、痩せている方だと余分な脂肪が少なく十分なバストアップが期待できないことや、一度に大きくできるボリュームに限界(1~1.5cup程度)がありますが、ハイブリッド豊胸では一緒にシリコンバッグも挿入するため2cup以上でも確実にボリュームアップすることができます。
このように、シリコンバッグ挿入と脂肪注入が抱えるデメリットをカバーした豊胸手術となっている点が、ハイブリッド豊胸の良さといえるでしょう。
ハイブリッド豊胸が向いているのはどんな人?
ハイブリッド豊胸が向いているのは、以下のような人が挙げられます。
・より自然な仕上がりにしたい
・バストのボリューム感をアップしたい
・見た目だけでなく触り心地も自然にしたい
シリコンバッグ挿入だと形が浮き出てしまったり、脂肪注入だと脂肪が少なくボリュームアップが図れなかったりと、これまでの豊胸手術では満足できなかった方に向いている方法です。
ハイブリッド豊胸のメリット・デメリット
ハイブリッド豊胸は、シリコンバッグ挿入と脂肪注入の良いところを組み合わせた豊胸手術のため、さまざまなメリットがありますが一方でデメリットもあります。
ハイブリッド豊胸を受けるかどうか迷っている方は、メリットだけでなくデメリットについてもよく理解したうえで豊胸手術をするか検討しましょう。
ハイブリッド豊胸のメリットについて
ハイブリッド豊胸は、上述の通りシリコンバッグ挿入と脂肪注入を合わせた豊胸手術のため1度の手術で2cup以上のバストアップができ、理想的な形のバストを手に入れることが可能です。
また大量の脂肪を取る必要がないため、痩せ型で脂肪が少ない方でも無理なくバストアップすることができ、自然な見た目と触り心地を実現できます。脂肪を取った箇所の部分痩せ効果が得られる点もメリットの1つです。
また、最近の研究ではシリコンバッグ豊胸で起きる可能性のある被膜拘縮のリスクがハイブリッド豊胸によって低くなることも示唆されています。
ハイブリッド豊胸のデメリットについて
ハイブリッド豊胸は、シリコンバッグ挿入と脂肪注入を組み合わせた施術となるため、デメリット・リスクもこれらの組み合わせとなります。
例えば、シリコンバッグ挿入のリスクとして被膜拘縮や破損などのリスクもありますし、脂肪注入のデメリットとして脂肪吸引をした部分にも痛みを伴います。
ハイブリッド豊胸の痛みやダウンタイムは?
豊胸手術を受けるうえで気になるのが痛みやダウンタイムですが、ハイブリッド豊胸の場合はどれくらいの痛みが伴うのでしょうか?
ここからは、ハイブリッド豊胸の手術中・術後の痛みやダウンタイムの目安、術後の過ごし方についてご紹介していきます。
手術中は麻酔を使用するため痛みを感じない
ハイブリッド豊胸は、静脈麻酔を施したうえで行うクリニックが多いので手術中に痛みを感じることはありません。
手術後、麻酔の効果が切れ始めると脂肪吸引をした箇所やシリコンバッグ挿入した箇所に重い筋肉痛のような痛みが現れますが、2週間程度で治まっていきます。
我慢できないほどの痛みがある場合は、処方された痛み止めを服用することで痛みを抑えられるため、基本的には日常生活に差し支えなく過ごせるでしょう。
ダウンタイムの目安は1〜2週間
ハイブリッド豊胸のダウンタイムは、切開範囲やシリコンバッグの種類などによって異なりますが、バストの大まかな腫れや内出血がなくなる目安としては1〜2週間となっています。
手術後1週間ほど経過したら抜糸を行う必要があり、それまでの間は入浴を避け、洗髪やシャワーなどに留めて患部を湯船につけないように気をつけましょう。さらにそこから1週間程度は痛みや腫れが続きますが、1ヶ月を過ぎると気にならなくなる場合がほとんどです。
術後3〜7日程度は安静に過ごす必要がある
術後3日間は、痛みや腫れが出やすい期間、かつ再出血のしやすい時期ですので特に安静に過ごすことをお勧めいたします。再出血予防のためにも手術後3日程度は脂肪吸引した部位に固定が必要となります。重いものを持ち上げたり腕を高く挙げたりするすることは控えた方がいいでしょう。
デスクワークなど身体を激しく動かさない仕事であれば問題ありませんが、肉体労働や立ちっぱなしの作業が続く仕事をされている方は、最低でも3日〜1週間程度のまとまった休みを確保されることをおすすめします。
術後1ヶ月からは被膜拘縮予防のためのマッサージを開始
シリコンバッグを使用した豊胸術のため、シリコンバッグ豊胸と同じように被膜拘縮を予防するためのマッサージが必要になります。当院ではこのマッサージについても指導させていただいています。
バストの完成は約3ヶ月
バストの形、大きさが落ち着くのは術後3ヶ月程度になります。
これは脂肪注入した脂肪の生着率がこのくらいの時期にはっきりしてくるためです。術後3ヶ月以降は安定したバストとなっています。
脂肪吸引された箇所については拘縮・しびれ・色素沈着などが6~12ヶ月かけて回復していきますので焦らずじっくりと、保湿や日焼け対策をして待つのが大事になってきます。
ハイブリッド豊胸の料金目安はどれくらい?
ハイブリッド豊胸にかかる料金については、クリニックによって80〜150万円程度と価格設定に幅がありますが、これは採用している脂肪注入の方法や挿入するシリコンバッグの種類に違いがあるため費用も異なってきます。
他にも、使用する麻酔の種類や全身麻酔に伴って入院が必要となった場合は、別途入院費が発生することになります。
アマソラクリニックのハイブリッド豊胸の料金は、通常価格1,254,000円(税込)で、モニター価格の場合は1,045,000円(税込)です。
モニター価格 | 950,000円(税込1,045,000円) |
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通常価格 | 1,140,000円(税込1,254,000円) |
豊胸手術「ハイブリッド豊胸」の特徴やメリット・デメリットまとめ
ハイブリッド豊胸は、「脂肪注入」と「シリコンバッグ挿入」の2つを組み合わせた豊胸手術で、この2つの良いところを活かしてバストアップすることができます。
痩せていて脂肪が少ない方でも無理なくバストをボリュームアップでき、さらに自然な見た目と触り心地を手に入れられる点がメリットです。
しかしデメリット・リスクもありますのでしっかりと医師から説明を受けたうえで検討するようにしましょう。
これまでの豊胸手術では満足できなかったという方や、見た目だけでなくさわり心地も重視したいという方は、ぜひハイブリッド豊胸にも対応しているアマソラクリニックにご相談ください。