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コラム

ほうれい線の原因は?改善や治療法について現役美容外科医が解説!

2024年04月27日

ほうれい線の治療法について、日々多くのお客様から質問が寄せられています。

そこで今回は、ほうれい線ができる原因や改善方法について詳しく解説していきますので、クリニックを選ぶ際の参考にしていただけたら幸いです。

ほうれい線ができる原因は?

口元を指さす女性

人間の顔面は皮膚から骨まで靭帯が繋がっているため、ほうれい線ができるのは自然なことです。

しかし、ほうれい線の溝が深くなるのには別の原因があります。

・鼻翼基部に凹みがある
・鼻翼基部に頬肉などが覆い被さる

これらの原因の組み合わせによって、ほうれい線の溝がより一層深く見えるようになります。

特に加齢とともに頬や口周りの筋肉が衰えていくため、たるみが原因でほうれい線がより深く見えるようになるため注意が必要です。

ほうれい線が目立たない人の特徴

ほうれい線が目立たない方は鼻翼基部に凹みが無く、頬や口周りの肉が少ないことが特徴として挙げられます。

鼻翼基部の凹みに関しては生まれ持った骨格に依存してしまいますが、頬や口周りの肉に関しては生活習慣を見直すことで改善できる場合もあるでしょう。

また、日頃から人とよく会話をして笑う機会が多い方は、表情筋が鍛えられているため顔のたるみが少ない傾向があります。

笑顔状態のほうれい線について

口角を指で上げる女性

「笑った時にできるほうれい線が気になる」と感じられる方がいますが、笑うと鼻翼が広がるため誰でもほうれい線ができます。

・鼻が広がる
・ほうれい線が出る
・目尻にシワが寄る
・目が潰れる

これらは笑顔状態の正常な特徴なので、気にする必要はありません。

笑えば誰でもほうれい線ができますし、目を見開けば誰でも二重幅が無くなります。

笑った時でもほうれい線ができないという方は、本当の笑顔状態とは言えません。

「笑った時にほうれい線が目立つのが嫌」という方の場合、笑ったからではなく笑う前の状態が起因となって笑顔時のほうれい線がより深く見えることはあるでしょう。

静止状態のほうれい線を施術によって改善することで、笑った時に出るほうれい線は現状よりも軽減されます。

笑顔状態のほうれい線が気になる方は、まずは静止状態のほうれい線を美容施術により改善していくことがおすすめです。

ほうれい線の改善方法

ほうれい線に施術する女性

顔の表情を変えない静止状態でもほうれい線が目立つ方は、「凹み」と「たるみ」をケアすることでほうれい線が目立たないようにできます。

凹みとたるみに対して、美容施術で改善していく方法をそれぞれ紹介します。

凹みにアプローチしてほうれい線を改善する方法

ほうれい線の凹みを改善するためには、ヒアルロン酸や脂肪などを注入して凹みを目立たなくする施術を行います。

ほうれい線にヒアルロン酸を注入する場合、ほうれい線の口元側よりも鼻翼基部側に注入する方が効果が高くおすすめです。

他にも粉砕した肋軟骨やシリコンのプロテーゼなどを入れる貴族手術も、人気が高い施術となっています。

たるみにアプローチしてほうれい線を改善する方法

顔の頬肉部分には骨と皮膚を繋ぐ靭帯であるリガメントがあるため、折れ返る性質がありほうれい線ができる原因となっています。

糸リフトやフェイスリフトなどのリフトアップ系の施術を行うことで、たるみを改善してほうれい線を目立たなくすることが可能です。

リフトアップ系の施術にはHIFUがありますが、HIFUは引き上げ効果よりも引き締め効果の方が高いため、ほうれい線の改善という目的では効果が薄いと言えます。

頬肉が垂直に落ちてしまっている方は、眼下あたりにヒアルロン酸を打つことで肌がハリを取り戻し、真上に引き上がってほうれい線の改善が期待できます。

ほうれい線が口元まで伸びてしまっている方の場合、真上に引き上げてもほうれい線が改善されないため、糸リフトなどで斜めに引き上げた方が効果が高いです。

リフトアップ系で斜めに引き上げた方が良いのかヒアルロン酸注入で真上に引き上げた方が良いのかは、ほうれい線の状態によって異なるのでクリニックで相談しましょう。

皮膚切除でほうれい線を改善する方法

フェイスリフトや脂肪注入などをやってもほうれい線が改善しない場合、ほうれい線周りの皮膚切除という方法があります。

日本ではあまり浸透していませんが、海外では当たり前のように取り入れられている施術であり、ほうれい線の改善にかなり効果があるためおすすめです。

肉厚の影響でほうれい線に悩んでいる方は、皮膚切除という方法も選択肢の一つとして検討する価値があるでしょう。

整体治療でほうれい線は改善できる?

顔のマッサージを受ける女性

「マッサージで二重になる」「マッサージで小顔になる」「マッサージでほうれい線が消える」と聞くこともありますが、美容外科医の意見としては肌がたるむリスクの方が高いと感じます。

腰痛治療や高齢者が歩けるようになるなど、整骨院・整体院のリハビリテーションにおいてはとても有用ですが、美容に関しては効果があるとは言えません。

コルギやリンパ流しなどの美容整体で顔を触ることに関しては、効果が期待できないだけでなくシミやたるみの原因となりやすいため注意しましょう。

ほうれい線を改善したいのであれば、整体治療ではなく美容施術をおすすめします。

ほうれい線の改善方法|まとめ

ほうれい線は鼻翼基部の凹みや頬肉などのたるみが原因で、個人差だけではなく加齢とともに深く見えるようになります。

ほうれい線の改善には凹みやたるみにアプローチする美容施術が有効であり、どの施術法が効果が高いかは人それぞれです。

アマソラクリニックの公式LINEでは、ほうれい線の写真を送っていただいた方に最適な治療法をご提案しています。

無料でご利用いただけますので、ぜひ気軽にご相談ください。

日本形成外科学会認定専門医 医師 佐々木 翔一

【監修者】

日本形成外科学会認定専門医

佐々木 翔一

学生時代にミネソタ大学留学にて形成外科に魅せられ、形成外科医になることを決意。

初期研修医終了後、獨協医科大学病院形成外科 形成外科に入局。
大学病院、関連病院に勤務し、先天奇形から眼周りの悩み、顔部外傷およびその再建など幅広い形成外科手術を手がけ、患者のQOL向上のために積極的に美容外科的要素を診療にとりいれていた。大学病院を退職後、老舗美容外科に勤務。塩崎医師の紹介で細井医師と出会う。学生・研修医時代にUnited States Medical Licensing Examination Step1から3まですべてに合格し、Educational Commission for Foreign Medical Graduatesを取得済。

英語での診察も可能です。