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COLUMN

コラム

豊胸手術のダウンタイムを各種徹底的に比較します!

2022年04月18日

豊胸手術のダウンタイムを各種徹底解説

豊胸手術だけに限らず、美容整形を受けようと考えている方の多くが「ダウンタイム」についてのお悩みや、ダウンタイムの過ごし方を気にされています。

「痛みや腫れ・内出血はどのくらい続くのか」
「術後何日から出勤できるのか」
「手術当日にお風呂に入ってもいいのか」
「よく聞くバストバンド等の固定器具の着用はどうなるのか」

今回は、4種類の豊胸手術のダウンタイムの特徴・ダウンタイムの過ごし方などについて詳しく解説しました。どの豊胸手術を受けるかお悩みの方は参考にしてください。

術後にでる⼀般的な症状

整形外科医

体にメスを入れない手術からメスを入れる手術まで様々な手術方法がある豊胸手術ですが、ここでは豊胸手術の主流とされているヒアルロン酸注入・脂肪注入・シリコンバッグ挿入・ハイブリット豊胸の4種類の豊胸手術のダウンタイムで起こりうる症状についてご紹介します。

術後に内出血や患部が腫れると何か失敗してしまったのでは?と不安に思われる方もいらっしゃいますが、ダウンタイムは程度の差こそあれどほとんど全ての人に起こるため、不安を感じる必要はありません。

また、症状と共にそれぞれの症状を少しでも緩和する方法をご紹介しているため、ダウンタイムで悩んでいる方も是非参考にしてください。

豊胸手術のダウンタイム① ❘ 痛み・違和感・かゆみ

豊胸手術ではバストにヒアルロン酸注入や脂肪注入、シリコンバッグ挿入をするため豊胸手術を受けられた方の多くは術後に痛み・違和感を経験します。その痛みは受けられた豊胸手術の種類によって異なりますが、ヒアルロン酸注入は体にメスを入れないため比較的痛み・違和感は軽いと言われています。

ダウンタイムで経験する痛みは耐えられないほどの痛みではありませんが、痛みを抑えるためのお薬を処方するクリニックが多いため痛みに不安がある方はあらかじめ痛み止めを処方してくれるのか確認することが大切です。

痛みは時間経過とともに改善していきますが、感染などの問題が起きていると逆に時間経過とともに痛みが悪化する傾向にあります。時間経過とともに痛みが強くなる場合には医師に相談、もしくは早急に診察を受けるようにしてください。

また、手術した部分にしびれを感じる方もいらっしゃいますが、それは手術時に目に見えない細い神経が傷ついているためです。この目に見えない細い神経は数ヶ月すると自然に回復するため、痺れも自然と改善されていきます。痒みがでている場合には⽪膚が乾燥していることが多いため、まずは保湿をしっかりとすることが⼤切です。

豊胸手術のダウンタイム② ❘ 腫れ(むくみ)

患部の腫れやむくみもダウンタイムの症状の1つです。
手術方法によって腫れやむくみが続く期間や程度は異なりますが、痛み同様に腫れも誰もが経験する症状であるため特に心配する必要はありません。

術後に湯船に浸かっての入浴や、汗をかくような激しい運動をすると体が温まり腫れやむくみが悪化する可能性があるため、できるだけダウンタイムを短く済ませたい方は術後は可能な限り安静にすることを心がけてください。

⼀般的に腫れを早く引かせるためには圧迫や術後3~5日後から温めることがすすめられますが、豊胸⼿術の種類によってはバストの圧迫や温めることが不利に働くものもあるため後述します。

脂肪吸引をした際は吸引した部分にもむくみや腫れが起こり、個人差はありますが脂肪吸引部の腫れやむくみは約2週間程度で改善されていきます。サポーターやガードルを着用して患部を圧迫することや患部を⼼臓より⾼い位置にしておくことで腫れやむくみを抑える効果と早期回復が期待できます。

太ももを吸引した場合には足先まで浮腫むことがありますがこちらも自然と改善していきます。

豊胸手術のダウンタイム③ ❘ 内出血

豊胸手術をするとバストに内出血が見られ、2週間程度かけて徐々に消えていきます。脂肪吸引をした場合はバストに加えて吸引した部位にも同じように内出血が起こり、脂肪吸引で起きた内出血も2週間程度で消えていきます。

内出⾎は微細な⾎管を傷つけることによって起こるためどの手術方法で豊胸を行っても現れる症状ですが、ヒアルロン酸注入のみ他の豊胸手術に比べると比較的軽いと言えます。

豊胸4種類のダウンタイムの特徴と過ごし⽅

ダウンタイム中の女性

それぞれの豊胸手術のダウンタイム日数は以下のようになります。
ここで言うダウンタイムとは大まかな腫れ・痛み・内出血などがひくまでの期間になり、バスト完成まではもう少し時間がかかります。

・ヒアルロン酸注入:約2~3日
・脂肪注入:約2週間
・シリコンバッグ挿入:2週間前後
・ハイブリット豊胸:2週間前後

ここからはそれぞれの豊胸のダウンタイムとバスト完成までについて過ごし方も含めて紹介させていただきます。

①ヒアルロン酸豊胸

ヒアルロン酸豊胸はヒアルロン酸を注入するだけのため、痛みや腫れ・内出血は比較的軽い豊胸術になります。

術後 2~3日:痛みは比較的軽いですが、痛みのピークはこのあたりにきます。

術後 1~2週間:内出血・腫れはこのくらいの時期にひくことが多いです。またヒアルロン酸の変形や移動を避けるため、術後2週間程度は胸部への強い刺激を控えることも大事です。
クリニックによっては1週間前後でヒアルロン酸注入部の抜糸が必要になる場合があります。

②脂肪注入

脂肪注入では注入されたバスト以外にも脂肪を吸引した部位についてもダウンタイムが発生します。
また1~3か月の比較的長い期間、バストをいたわってあげた方が脂肪の生着率 (残る脂肪の量)も多くなります

術後 2~3日:痛みのピークです。バストよりも脂肪吸引した部位が痛いことがあります。また、脂肪吸引した部位は内出血を予防するためにガードルなどで圧迫することが多いです。

術後 1~2週間:内出血・腫れが徐々に引いてきます。1週間前後で抜糸があります。バストに注入した脂肪はまだ不安定なため、喫煙・ダイエット・バストマッサージ・入浴などのバストを温める行為・バストを圧迫するワイヤーブラジャーは控えましょう。

術後 1~3ヶ月:この時期をピークに脂肪を採取した部分が固くなってきます(拘縮)。この時、脂肪採取した箇所に多少の凸凹が生じても拘縮による可能性が高いのであまり心配する必要はありません。
バストに注入した脂肪は術後1ヶ月を過ぎるとさらに安定はしますが、まだ不安定な部分もあります。

喫煙・ダイエット・バストマッサージ・入浴・ワイヤーブラジャーは可能であれば避けましょう。バストは大方3ヶ月で完成となりますので、そこからは特に神経質になり生活する必要はないでしょう。

術後 半年~1年脂肪を採取した部位も含めて完成となります。採取部の痺れや色素沈着については1年近く回復までに時間を要する方がいらっしゃいます。

③シリコンバッグ挿入

シリコンバッグ豊胸挿入にはいくつか種類があります。乳腺下と大胸筋下にシリコンバッグを挿入するのでは乳腺下の方が痛みが軽く、腋窩から挿入するのと乳房下溝から挿入するのでは乳房下溝から挿入する方が痛みが少なくなります。

術後 2~3日比較的強い痛みが現れますが、痛みどめの内服で対処できることがほとんどです。クリニックによってはドレーンと言って血抜きの管を挿入することがありますが、手術翌日~術後3日以内に抜くことが多いです。また、バッグがずれないようにバストバンドを巻いています。

術後 1~2週間:内出血・腫れが徐々に引いてきます。1週間前後で抜糸があり、抜糸後はシャワーだけでなく、入浴が可能になります。バッグのずれを防ぐバストバンドの装着は継続していただきます。2週間を過ぎると痛みの範囲内で運動していただくことは可能です。

術後 1ヶ月:術後1ヶ月からバストバンドが必要なくなり、ワイヤーブラジャーも着用可能となります。術後1ヶ月からカプセル拘縮(バッグの入っているスペースが小さく狭くなること)を避けるためにマッサージをしていただきます。

術後 半年~1年:バッグを挿入した傷跡の部分が色味など含めて馴染んできます。バッグ挿入した部分の感覚異常などもこの時期に徐々に回復してきます。カプセル拘縮予防のマッサージはずっと続けて頂いた方が良いです。

④ハイブリット豊胸

ハイブリット豊胸は脂肪注入とシリコンバッグ挿入のダウンタイムが同時に来ると思っていただければ問題ありません。バストに関しては、「脂肪の安静」と「カプセル拘縮予防のためのマッサージ」の2つを気にしなければいけませんが、1ヶ月を過ぎたあたりでマッサージを開始して頂いた方が良いです。

ダウンタイムから⾒る豊胸⼿術4種類

豊胸手術をした女性

豊胸手術後によく現れるダウンタイムの症状や術後の過ごし方について説明した通り、受ける豊胸手術によってダウンタイムの症状の期間・程度が異なります。ダウンタイムの症状や程度によって受ける手術を考える方もいらっしゃるので、ここからはダウンタイムの特徴からそれぞれの豊胸手術をみていきます。

効果は一時的だけどダウンタイムが短い!ヒアルロン酸豊胸

プチ豊胸とも呼ばれるヒアルロン酸注入は1番ダウンタイムが短く、軽い豊胸手術です。
バストにヒアルロン酸を注入するのみなので体への負担が少なく、痛みも最も少ないと言われています。

しかし、ヒアルロン酸は吸収されてしまうため、効果が一時的なのが欠点です。

自然なさわり心地でバストの痛みも少ない!脂肪注入

脂肪注入による豊胸手術の場合、自然なさわりごごちと一度生着した脂肪の効果がずっと続きます。バストは脂肪を注入するのみなので痛みも大きくはありませんが、脂肪吸引された部位の痛みやダウンタイムがあるのでそこは注意が必要です。

確実なバストアップができるけど痛みの強いシリコンバッグ豊胸

シリコンバッグ挿入による豊胸手術は確実なバストアップができるのが最大のメリットですが、痛みが強いのが難点です。ダウンタイムの痛みを克服するために痛み止めを処方してもらいましょう。

確実なバストアップと自然なさわり心地のハイブリット豊胸

ハイブリッド豊胸はシリコンバッグによる確実なサイズアップと脂肪豊胸による自然な触りごごちを得られる豊胸手術です。

しかし、痛みや腫れ、そしてダウンタイムの生じる箇所はシリコンバッグ豊胸と脂肪豊胸を合わせたものになるので最もダウンタイムは辛いと思います。痛みどめの対策などをしっかりしましょう。

豊胸手術のダウンタイム ❘ まとめ

今回はヒアルロン酸注入・脂肪注入・シリコンバッグ挿入・ハイブリット豊胸の4種類の豊胸手術のダウンタイムとその症状、ダウンタイムの過ごし方について解説しました。

ヒアルロン酸注入での豊胸はダウンタイムの程度が軽いですが、シリコンバッグ挿入・脂肪注入・ハイブリッド豊胸にはヒアルロン酸豊胸では手に入らないメリットがあります。

当院では術後の過ごし方やマッサージの方法なども丁寧にサポートしているため、豊胸手術を受けたいけどダウンタイムが気になるという方も1度カウンセリングにいらしてください。理想とするバストの形やサイズ、術後に取れるお休みなどを踏まえたうえでアドバイスさせていただきます。

日本形成外科学会認定専門医 医師 佐々木 翔一

【監修者】

日本形成外科学会認定専門医

佐々木 翔一

学生時代にミネソタ大学留学にて形成外科に魅せられ、形成外科医になることを決意。

初期研修医終了後、獨協医科大学病院形成外科 形成外科に入局。
大学病院、関連病院に勤務し、先天奇形から眼周りの悩み、顔部外傷およびその再建など幅広い形成外科手術を手がけ、患者のQOL向上のために積極的に美容外科的要素を診療にとりいれていた。大学病院を退職後、老舗美容外科に勤務。塩崎医師の紹介で細井医師と出会う。学生・研修医時代にUnited States Medical Licensing Examination Step1から3まですべてに合格し、Educational Commission for Foreign Medical Graduatesを取得済。

英語での診察も可能です。